キトサンとキチンキトサンの違い

キトサン含有の健康食品やサプリメントには、キトサン表記とキチンキトサン表記のものがあり、これらの違いが気になる人もいるでしょう。

 

明確な境界はありませんが、キトサンの含有率が高い場合は単にキトサンと、またキトサンの中に混じっているキチンが多い場合はキチン・キトサンと表記されています。

 

キチンとキトサンは似たような物質であり、その体内の働きも似通っているのですが、重要な差異がいくつかあります。キチンは酸・アルカリどちらにも溶けることのない非常に安定した物質ですが、キトサンは酸によって溶けます。

 

従ってキトサンは食物繊維の一部でありながら、胃酸でその一部が溶けることとなります。キチンは全く胃酸で溶けることなく単に食物繊維として消化されず便のかさを増す働きを行いますが、キトサンはその一部が胃酸に溶け低分子化することでコレステロールを吸着できるようになり、近い時間帯に摂取したコレステロールの消化・吸収を阻害しコレステロールの上昇を抑えます。よって基本的にはキトサンの方が高機能であり健康効果が高いのです。

 

キチンはエビやカニなどの甲羅を精製し、カルシウムやタンパク質を除去して抽出したものです。そのキチンに脱アセチル化処理と言うものを行うとキトサンになります。

 

ところが、このとき全てのキチンがキトサンに変わるわけではないため、キチンとキトサンが混ざった状態で精製されます。

 

成分表示に単にキトサンとだけ書かれている場合、キトサンの含有率が高くキチンの割合が低いことは期待できますが、いずれにせよキチンも混じっているものなので、あまり違いを意識する必要はないでしょう。