キトサンの効果と副作用

キトサンは食物繊維の一種であり、その働きも食物繊維と基本的には同じものを持っています。体内に入ると消化酵素によって消化されず、その形を保ったまま腸へ進み、胃などで吸着し絡み合った脂や水などと一緒に便と合流します。

 

そのため便のかさを増し、また便を軟らかくしてくれるというわけです。

 

ここまでは食物繊維の特性そのものですが、キトサンはその上に特にコレステロールとそれを吸収するために分泌される胆汁酸を絡め取る性質が強く、吸収前のコレステロール自体を減らす上に胆汁酸が減ることで吸収率も落ちることとなり、コレステロールを劇的に抑えることに繋がります。

 

さらに脂質や塩分も押さえ込む働きが一般的な食物繊維より高く、様々な過剰な成分の排出に総合的に役立つとされています。

 

一方でその裏返しとして、必要な成分までを排出させてしまうというデメリットがあります。

 

キトサンを含む食物繊維は、粘性の高い脂質が絡みつきやすいために結果的に多量の脂質を分解されないまま腸に運ぶという性質があるだけで、脂質やコレステロールを選択的に吸着しているわけではありません。

 

特に食物繊維の摂りすぎによってミネラルの摂取量が落ちる問題は古くから指摘されており、キトサンも過剰摂取すると主にミネラルの欠乏症が副作用として発現することとなるでしょう。

 

脂質にしても適量は必要なもので、特にオメガ3脂肪酸は脂質の中でも摂取量が不足している重要な栄養素ですから、オメガ3脂肪酸(魚油・魚の脂身)の摂取時にはキトサンを控えた方が良いでしょう。